双子を妊娠するまで。不妊治療と妊娠超初期症状のこと
双子を妊娠したときのことを思い出してみようと思います。
不妊治療で双子を授かりました
突然ですが、わたしは2年半ほど不妊治療のため病院に通っていました。
もともと稀発月経で、なかなか生理がきません。
自分が妊娠しにくい体質であることは予想がついていました。
結婚してすぐに産婦人科に通ってタイミング法を試し、その後不妊の専門クリニックへ転院。
着床障害があったりとトラブルも多く、化学流産を1度経験し、気持ちの浮き沈みが激しい毎日でした。
多胎妊娠する可能性のある治療を提案される
顕微受精をおこない、妊娠率の高い胚盤胞を移植しても、なかなか妊娠しなかった頃。
先生から「多胎妊娠(双子または三つ子)になるリスクがあるけど、妊娠率の高い治療にチャレンジしてみないか?」と提案されました。
お話をうかがっていると、多胎妊娠になる可能性がある治療とはいえ、わたしのようになかなか妊娠しない人は多胎妊娠になることはあまりないそう。
(多胎妊娠になるのは先生の経験上、3%くらいだとか。
感覚値だと思いますが、それくらい稀なのだそうです)
また、多胎妊娠のリスクも説明してくださいました。
多胎妊娠のリスク
- とにかく母体が大変で、切迫早産になりやすい。
- 管理入院などで入院生活が長くなる可能性がある。
- 双子にとどまらず、三つ子になる可能性もある。
- 多胎のうちひとりに障害が見つかっても、妊娠を途中で諦めるという選択はできない。
…といったことが印象に残っています。
夫と相談して、双子になるリスクを含めて考えても、子どもがほしいという気持ちが夫婦ともに強かったので、治療にチャレンジすることになりました。
双子の妊娠超初期症状
治療をおこなった数週間後、クリニックで妊娠判定を受け、無事に陽性判定を頂きました。
陽性判定前に感じていた妊娠超初期の症状は次の通り。
どれも「気のせいかも?」というレベルのものでしたが、以前化学流産した時には感じなかった症状でした。
下腹部がチクチクしたり、キューっと締め付けられる
普段どおり過ごしていても下腹部がチクチクするのは、前に着床した後(のちに化学流産)にも感じていました。
のちに双子とわかる今回の妊娠では、下腹部を強く締め付けられるような痛みが1、2回ありました。
そのときは外出していたのですが、歩いていても立ち止まってしまうくらい、強めの痛みだったことを覚えています。
ずっと立っていると、お腹や腰がしんどくなる
陽性判定を受ける前、夫とあるアーティストのライブに行きました。
スタンディングでライブを見ている間、お腹や腰回りが重いような感覚がし、立ち続けていることが辛くなってちょこちょこ休憩していました。
妊娠前、好きなアーティストのライブなどにしょっちゅう行っていて、立ち続けることも慣れていたはずなのですが…
明らかに普段と違ったなあと思います。
上り坂や階段を登っていると、動悸がする
普段ならなんでもない、緩やかな坂道を登っているときにも動悸がしてしまい、休み休み登っていました。
胎嚢確認で、胎嚢らしき袋を2つ確認
妊娠5週頃、胎嚢確認のため通院。
エコーをすると、はっきりとした胎嚢がひとつ見えました。もうひとつ小さな影もありましたが、胎嚢かもしれないし違うかもしれない…ということで、一旦様子見。
このときはまだ多胎妊娠という意識は低く、何より不妊治療の経験から期待しすぎないように気持ちにブレーキをかけていたので、「双子なのかもしれないなあ」とぼんやり思う程度でした。
心拍をふたつ確認
妊娠6週後半になって、心拍確認のため再度通院。
しっかりと胎嚢をふたつ確認でき、チカチカ動く心拍もふたつありました!
まだ手放しで喜べる週数ではないけど、やっと双子を妊娠したのだ、という実感がわきました。
ただ、胎嚢確認のときに胎嚢が小さかったほうの胎芽はやはり小さく、大きいほうと比べると半分くらいのサイズ。
「成長が止まる可能性もある」と先生に伝えられていました。
双子のまま、順調に成長
懸念していた小さい胎芽もどんどんと大きくなり、ふたつとも同じようなサイズまで成長。
この記事を書いている妊娠中期現在でも、元気にお腹の中で育っています。最近は胎動も感じられるようになってきました。
「多胎妊娠になる確率は3%」と言われていたし、「胎嚢が小さい方の成長は止まるかもしれない」と何度も言われていたのに、無事に成長してくれて不思議な感じです。
これからも大きく育ってね。
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ブログでは不妊治療で子どもを授かったことを公表していますが、実際にはあまり人に話していません。
子どもたちにはいずれ不妊治療したことを夫婦から話す予定ですが、それまでわたしたちの知らないうちに彼らの耳に入れたくない、デリケートな話だからです。