双子のトイレトレーニングが完了するまで。トイレに行きたがらない子をどうやる気にさせたか
子どもたちが4歳2ヶ月の今、1歳9ヶ月から始まったわが家のトイレトレーニングがやっと終わりそうです!
記憶が鮮明なうちに、トイレトレーニングについて書き残しておきます。
- わが家の双子のトイレトレーニングの進み方
- わたしが双子のトイレトレーニングで悩んだこと
- これから双子のトイレトレーニングを迎える方へ、お伝えしたいこと
これからトイレトレーニングを始める方へ、読んでいただければ嬉しいです!
トイレトレーニングを始める前にやっておきたい、トイレの環境を整えること
まず、トイレの環境を子どもたちに合わせて整えるのはとても大切です。
子どもたちが「トイレがこわいから、トイレにいきたくない」という思考にならないよう、「怖い」と思う要素はなるべく取り除きました。
- 壁に子どもたちの好きなキャラクターのウォールステッカーを貼る
- 窓にカフェカーテンを取り付け、窓の存在感を消す
- 便器に合った補助便座を選ぶ
- トイレステップを用意する
- トイレに行きたくなるよう、ごほうびシール制度を導入
トイレの環境を徹底的に整えるのは、実は自分(親)のメンタル維持のためでもあります。
なんでトイレに来ないんだろう…?トイレが怖いのかな?
と悩むストレスをなくし
ここまでトイレの環境を整えたのに来ないなら、仕方ないよね!
と、すっぱり割り切れるようにしました。
トイレトレーニングに必要だったものや環境づくりについて、詳しくはこちらの記事に書いています!
わが家の双子がトイレトレーニング完了するまでの流れ
わが家の双子のトイレトレーニングの様子を、時系列でご紹介します!
排泄は子どものプライバシーに関わることなので、特定できる名前は出しません。
トイレトレーニングが早くすんだ子を 早い子、 後になった子を のんびりな子と書きます。
寝る前にトイレに誘うなど、家でもトイレトレーニングをゆるく開始。
- 【早い子】
トイレトレーニングを進める。 - 【のんびりな子】
園ではトレーニングパンツを履いてトイレで排泄するものの、家ではトイレに行きたがらない。無理にトレーニングせず、見守ることに。
- 【早い子】
トイレトレーニング続行。 - 【のんびりな子】
トイレに行きたがらない。
- 【早い子】
おむつを履いていても自分からトイレのタイミングを教えてくれ、トイレで排泄するように。
ある日突然「パンツはきたい!」と申告し、24時間パンツデビュー。排便もトイレでできていたため、トイレトレーニング終了。 - 【のんびりな子】
変化なし。
- 【のんびりな子】
変わらずトイレに行きたがらない。環境に慣れることを優先して見守る。
- 【のんびりな子】
こども園でトレーニングパンツを履くようになる。
- 【のんびりな子】
絶対に家ではトイレに行かなかったが、自分で「いく!」と決めたタイミングにトイレに行くように。
- 【のんびりな子】
お気に入りのパンツができ、履きたいためにパンツデビュー。
トイレで排尿できるようになる。排便はまだ怖いようでおむつ継続。
- 【のんびりな子】
トイレで排便することのメリットをひたすら伝え続けていたら、自分から「トイレでうんちする」と言って、できるように!
記事執筆時点では過渡期のようで、たまに排便時におむつを履きたがるが、おむつ卒業も近そう。
双子でトイレトレーニングの進捗が違うことに悩んだ
わが家にとって、双子は初めての子ども。
なのでトイレトレーニングを経験するのも初めて。
しかも2人同時で、本人の性格も、トイレトレーニングの進み方も違う。
どうしても2人を比べてしまい、それが原因でとても悩みました。
そもそも【早い子】のトイレトレーニングがスムーズにいきすぎた
小規模保育園でトレーニングパンツを履くようになってから、 【早い子】は苦労なくトレーニングが進行しました。
おむつを履いていてもトイレで排泄することが増え、おむつを濡らすことが減り。
ある日、自分から「パンツはきたい!」と宣言し、おむつを卒業しました。
親は何もしていないと言っても過言ではないです。
たまに家でお漏らしすることはあったけど、大変だった記憶がありません…。
小規模保育園でのトイレトレーニングをきっかけに、自分の意思でトレーニングを進め、完了していました。
【のんびりな子】は、トイレに抵抗があった
【早い子】がスムーズすぎたので、【のんびりな子】のトイレトレーニングの進まなさに本当に悩みました。
とにかく、家でトイレに行くのを嫌がる時期が長かったです。
「園ではトイレに行っているようなのに、なんで家ではトイレに行かないんだろう??」と、ずっと不思議でした。
「園ではトイレに行くのに、家では行かない」ことってよくあるらしいので、気にしなくて大丈夫です!
親が覚悟を決めてトイレトレーニングを進めようとするが、進まない
3歳2ヶ月頃、 【のんびりな子】がこども園でトイレトレーニングを頑張るようになった時期がありました。
担任の先生からも「 【のんびりな子】ちゃん、トイレがんばってますよ!」と聞いていたので
家でもトイレトレーニングに本腰を入れてみるか…!!
と決意。
気分が上がるかっこいいトレーニングパンツを買って、おもらししても大丈夫なよう、敷いていたラグを取り払って。
「親が覚悟を決めてトイレトレーニングすれば、きっと家でもトイレに行けるようになるだろう!」
と思ったのです。
本人にトイレに行く気がない!
でも、家でのトイレトレーニングは進みませんでした。
なぜなら本人にトイレに行く気がなかったから。
かっこいいトレーニングパンツを見せると履いてくれるけど、かたくなにトイレに行かず。
おもらしで濡れることは不快そうなのに、絶対トイレに行きませんでした。
不快感ばかり経験させていると、家でのトイレに苦手意識を植え付けちゃうんじゃ…
と考え、家でトイレトレーニングを進めるのは諦めて、たまに声掛けをする程度に控えました。
親がアプローチすればトイレに行く子もいるかもしれませんが、わが家はダメでした…。
自ら「トイレに行きたい」と思うタイミングを待つことに
進む気配のない【のんびりな子】のトイレトレーニングに、焦る気持ちもありました。
ただ、2つの出来事をきっかけに子どもを見守るほうへ気持ちを切り替えられました。
きっかけ1)すくすく子育てのトイレトレーニング回を見た
NHK Eテレに、子育て中の人に向けた『すくすく子育て』という番組があります。
わたしがトイレトレーニングに悩んでいた頃、たまたまトイレトレーニングを特集する回が放送されました!
番組を見ていると、トイレトレーニングは子どもによってさまざまで、親はみんな悩んでいるとわかりました。
また、トイレトレーニング回に出演されていた小児外科医の先生が、親の悩みに対してひたすら「待ってあげて」とおっしゃっていたのが印象に残っています。
子どもが「嫌!」だと言って逃げ回っているときに、無理やりトイレに連れて行くのは難しいですね。嫌がるときは無理をせず、少し時間を置いてみましょう。
もう少しお子さんが乗ってくるまで待って、家では甘えさせてください。
トイレトレーニングが進まなくても、焦らなくていいんだ!と思え、肩の力が抜けました。
NHKのサイトに、番組の内容がテキストで書き起こされています。
参考になることばかりなので、トイレトレーニングに悩まれている方はぜひご一読ください!
きっかけ2)友人のトイレトレーニング体験談を聞いた
学生時代の友人とつながっているSNSにトイレトレーニングの悩みを書いたところ、友人数人が「わが子のトイレトレーニング、こんな感じだった」と教えてくれました。
ネットで見た経験談を読むだけではなく(と言いながらわたしも経験談をブログに書いてますが)、リアルな友人から経験談を聞くと、より心に響いて。
子どもが4歳になってからおむつが取れたという友人も少なくなく、
4歳になってからおむつがとれるなら、それでいいじゃないか!
と、やっと腑に落ちました。
【のんびりな子】も、やる気になれば早かった
【のんびりな子】がトイレトレーニングをやる気になり、少しずつ家のトイレに行くようになってからは、パンツになるまで早かったです。
1〜2ヶ月くらいかな?
パンツを履けるようになった直接のきっかけは、 【早い子】に買っていたパンツを【のんびりな子】が見て、「かっこいいパンツを自分も履きたい!」と思ったこと。
ウンチだけはしばらくおむつでしていましたが、
トイレでウンチできたら、お兄さんだね!
トイレでしたほうが、おしりをふくのがすぐに終わるよ!
…と、ひたすらトイレで排便することのメリットを伝え続けているうちに、トイレで排便してくれることが増えてきました。
双子ひとりひとりに合わせてトイレトレーニングを進めるのが一番よい
わたしは
トイレトレーニングは子ども本人のやる気に左右されるところがとても大きい
と感じています。
双子のトイレトレーニングを同じように進めるのは難しい
小規模保育園に在園していたとき、保育士さんに 「トイレトレーニングは特に発達の違いが出るから、個人差があって当たり前」 と言われたことがあります。
双子でトレーニングの進捗に違いが出るのは、当然のことなんですね。
乳児期の双子育児は、ふたりを平等に扱いたくて「なんでも一緒に、平等に」やりがちでしたが、トイレトレーニングはそうはいきません。
ふたり同時にトレーニングを進めようとせず、子どもひとりひとりの様子を見て進めること。
例えばひとりが嫌がっているそぶりを見せたら、ひとりだけ休むのも大切です。
性格別のトイレの誘い方がわかると、親も楽になれる
わたしはトイレトレーニングをしているうちに、「双子それぞれ性格が違うから、トイレへ誘う効果的なやり方も違う」とわかりました。
トイレに誘えばわりと来てくれる。
トイレに行きたそうなら、声をかける。
自分で行くと決めたときだけ行く。
「ガマンできない!」というタイミングになれば、自分からトイレに行ってくれる。
※ただし本人にトイレに行く気がなかった時期は、絶対にトイレに行きませんでした。
【早い子】を見ていると、なおさら
【のんびりな子】はトイレ行きたそうなのに、なんで声をかけてもトイレに来てくれないんだろう…?
と思ってしまいますが、それも個性。
おしっこをガマンしているような様子があっても無理に連れて行かず、信用して待っていればOKでした。
双子それぞれの性格にあわせたアプローチ方法がわかれば、トイレトレーニングのストレスも減ると思います。
双子のトイレトレーニング進め方まとめ
双子のトイレトレーニングを経て感じた、トイレトレーニングで大切なことは
- まず、トイレの環境を整えること
- 双子を同時に進めようとはせず、個人個人に合わせること
- 子どもがトイレに行く気になるのを待つこと。嫌がっているようなら休憩すること
…だと思っています。
トイレトレーニングにかける時間をより短く・効率的に進めるなら、個人的には次の進め方がオススメです。
- 排泄の機能が整ってくる3歳前後から「トイレへ行こう」と声掛けを始める
- 子どもがやる気になったと感じられたときに、トレーニングパンツを履かせるなどして本腰を入れる
「夏はトイレトレーニングに適している季節」とよく聞きますが、季節も大切だけど、
子どもがやる気になったときがトイレトレーニングの一番の始めどき
だとわたしは思います。
気長にいきましょうね!
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