双子の出産準備

【双子育児をワンオペしない!】人手の確保方法とワンオペ不可避な時の対処法

さくらい えま

「双子の妊娠中にやっておいたほうがよいことって何?」

そんな疑問を抱えている双子妊婦さんもいらっしゃるかもしれません。

もちろん、ベビー用品の購入やお部屋づくりといった環境準備も大切。でも、わたしが双子妊娠中に「これだけはやっておいたほうがいい!」と強く思うのは、「人手の確保」です

  • 人手ってどうやって確保すればいいの?
  • どうしてもワンオペになってしまう場合、どうしたらいい?

そんな疑問にお答えしながら、わたしの経験も交えて記事にまとめてみました!

出産準備やお部屋づくりなどについては次の記事で紹介しています。ぜひこちらもご覧ください!

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双子育児に最も必要な『人手』をどう確保する?

乳児期の双子育児は本当に大変です。
ちょっと怖がらせてしまうかもしれませんが、それが現実…。

2人分の育児を昼夜問わず行うことになるので、当然寝不足になり、疲れもどんどん溜まっていきます。だからこそ、遠慮せずに周りの手を借りることが大切です!!

えま
えま

妊娠中に人手確保の準備をしておくことで、少しでも安心して出産を迎えられると思います。

双子の父親が会社員なら、育休を取ってもらう

可能であれば、双子の父親に育休を取ってもらいましょう!
少なくとも双子が夜にある程度まとまって眠れるようになるまでは『二人育児体制(ツーオペ)』になるのが理想。交代で休むことができれば、体力的にも精神的にもずいぶん楽になります。

えま
えま

ご参考までに、わが家の双子が夜に6時間以上続けて寝てくれるようになったのは、生後3〜4ヶ月頃からでした。
※もちろん個人差はあります。

また、過酷な乳児期を夫婦で乗り越えることで、「一緒に育児する」という意識が芽生えやすいのも大きなメリットです。

ちなみにわが家では、当時まだ男性育休が一般的でなかったこともあり、夫は育休を取りませんでした。今でも「あのとき育休を取ってもらっていたら、夫と二人三脚でスタートできて心強かっただろうな」と思います。

可能であれば、長めの里帰りを検討する

わが家では夫が育休を取らなかったため、出産後はわたしの実家に里帰りしました。
※実家は自宅から車で1時間ほどの距離だったので、出産までは住み慣れた自宅で過ごしました。

里帰り中は実家の家族が家事をすべて担ってくれ、わたしは双子のお世話に集中できる環境を整えてもらえました。
夜間のミルク対応も助けてもらい、生後間もない時期の双子育児を乗り越えられたのは実家の家族のおかげ…と言っても過言ではありません。

実家の家族にげっぷをさせてもらっている双子

もちろん、日中は仕事でワンオペになるときもありましたが、それでも「自分以外に大人がいる時間が多い」というだけで、精神的にとても救われました。

ただし、実家との生活スタイルが違ってストレスを感じることがあるかも知れませんし、夫の育児参加が減るというデメリットもあります。

えま
えま

毎週末夫が実家に来て一緒に過ごしたけど、そのたびにミルクの量などを説明するのが地味にストレスだったり…(夫ごめんね)

実家が近いなら、できる範囲で協力をお願いする

もしも実家が自宅の近くにあるなら、里帰りせずとも協力をお願いできるかもしれません。

育児を直接手伝ってもらえたらベストですが、育児用品の買い出しや、食料品・日用品の調達をお願いするだけでも、大きな助けになるはず。

自治体の産後支援を調べて、妊娠中に申し込み

お住まいの自治体でどんな子育て支援があるのか、ぜひ妊娠中に調べておきましょう。

  • 産後ケア施設の利用
  • 産後ヘルパーの派遣制度
  • タクシー券の配布 など

わたしは産後ヘルパー派遣制度がある自治体に住んでいたので、妊娠中に利用登録だけは済ませておきました。
実際には夫や実家のサポートがあり、使うことはありませんでしたが、いざというときの備えがあるだけで安心感が違います。

ベビーシッターの派遣会社を比較検討する

勤務先や自治体によっては、ベビーシッター利用の補助制度がある場合も。割引が使える派遣会社や、マッチングサービスを事前にチェックしておきましょう。

  1. 勤務先や自治体にベビーシッターの補助制度があるか?確認
  2. ベビーシッターの派遣会社をチェック
    1. 企業の福利厚生制度などで割安に利用できる会社があれば、そこへ
    2. キッズラインなどのマッチングサービスで依頼できそうな人を見つけておく
えま
えま

産後に必要になったとき、慌てずに利用できるよう準備しておくのがおすすめです!

一時保育を行っている施設を調べておく

ベビーシッターの利用割引を使えない場合、ベビーシッターに比べると保育園などの一時保育のほうが割安な料金で預けられることが多いです。
自治体のホームページなどで、一時保育を実施している近隣の施設を調べておくと安心。

一時保育から帰ってきた後、爆睡する双子

わが家では、わたしの仕事の都合で定期的に一時保育を利用していました。仕事が目的とはいえ、ほんの少し「ひとりになれる時間」があるだけで、とてもリフレッシュになりました。

ワンオペで双子育児せざるを得ないときは?

パートナーが忙しい、実家・義実家にも頼れない… そんな状況の方も多いと思います。その場合はどうやって双子育児を乗り越えればよいでしょう?

以前Instagramで問いかけた際にたくさんの声をお寄せいただき、その中から代表的な意見をまとめてみました。

時短家電はすべての家庭におすすめ!

小さな赤ちゃんを育てているお家は、ぜひ時短につながる家電を買いましょう。

えま
えま

ワンオペ/双子でなくとも、時短家電は子育て中の家庭の強い味方です!

これがあると便利!時短家電
  • ドラム式洗濯機
  • コードレス or ロボット掃除機
  • 食器洗浄機

ドラム式洗濯機を持っていなくても、太陽光なしで洗濯物を乾かせる仕組みができていればOK。1日の好きな時に洗濯できるようにするだけで、楽になります。

  • 部屋干しして除湿機とサーキュレーターを使って乾かす わが家はこの方法
  • お風呂場に干し、浴室乾燥機を使って乾かす
  • ガス乾燥機または電気乾燥機を使って乾かす など…

また、わが家は家の構造上ロボット掃除機は使えませんが、コードレス掃除機で掃除が格段にラクになりました。それに食洗機のありがたみは計り知れません!!!!

育児を楽にするものには惜しまず投資!

「産後すぐはお金がかかっても仕方ない」と割り切って、育児を楽にするものにはどんどん投資しましょう!

  • 電動のハイローチェア
    • 寝かしつけがラクに✨️
  • バウンサー
    • 双子がご機嫌に過ごしてくれやすいです
  • 哺乳瓶を多めに用意
    • 洗う回数を減らせます!
  • ベビーフード
    • 離乳食作りの助けに
  • 自分の食事は冷凍弁当などで乗り切る! など…

「お金を使うのがもったいない…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

育児用品は使う時期が限られているので、必要がなくなったらフリマアプリで手放すのも手。お金をかけることで心と体に余裕ができ、笑顔で双子と向き合えるようになるなら、それは十分価値のある投資です。

家事を外注する

乳児のお世話は最優先事項ですが、家事はできれば手を抜きたいですよね。
家事代行サービスなどに外注するのはいかがでしょう?

  • 料理の作り置きを依頼する
  • 掃除を頼む(部屋、水回り…)
  • 洗濯をしてもらう
  • 買い物を依頼する など

週1回でもプロに頼めたら、家事がラクになりそう。いろいろな代行サービスがあるので、ぜひ検討してみてください。

産後ケアを利用する

赤ちゃんとその母親が産院などで助産師さんや看護師さんからのサポートを受けられる『産後ケア』。助産師さんなどプロの方に育児のサポートをしてもらえるのは、孤立しやすい産後にとてもありがたいと思います。

最近では費用の一部を補助してくれる自治体も増えています。お住まいの地域で利用できるか確認してみてくださいね。

産後ドゥーラの利用も選択肢に

産後すぐの母親をサポートする『産後ドゥーラ』という方たちがいらっしゃいます。産褥期の女性の代わりに、育児や家事をフォローしてくれる存在なのだそう。

費用はかかりますが、自治体によっては補助制度があるそう。利用できるとかなり助かると思うので、ぜひ調べてみてください。

一般社団法人ドゥーラ協会

孤立しないために…つながりを持つ工夫も大切

人手確保とは少しズレますが、精神的に孤立しないために次のこともオススメします。

  • 双子の会に行く
  • 支援センターに行く

もし自治体に双子の会(双子親の集まり)があるなら、参加してみてください。同じような立場の方と知り合えるのは本当に心強いと思います。

また地域の子育て支援センターにも、ぜひ顔を出してみてください。
わたしは勇気が出ず行けませんでしたが、保育士さんや他の保護者とお話しするだけでも気持ちが軽くなると思います。

わたしの体験談:孤立しないようにしていても、孤独は感じた

ありがたいことに、わたしは産後かなり人に助けてもらいました。

  • 実家と義実家がそれぞれ週一でヘルプに来てくれ、
  • 夫も週一で在宅勤務してくれ、
  • 仕事のために一時保育も利用したり…

環境としては恵まれていたと思います。

自宅に実家の家族が遊びに来てくれた時の写真。左の子は甥っ子

でも、わたしはワンオペで双子を連れて遠出することが怖くてできませんでした。
0歳のうちは家の周りを散歩するくらいが限界で、子育て支援センターにも行けず、それが孤独感や閉塞感につながっていました。
今振り返ると、自分以外の手があるときにちょっと遠出してみればよかった、とも思います。

周りに助けてもらっていたわたしでもしんどい気持ちになることがあったので、ワンオペで双子育児をするとなると、相当大変なはず。
ですので、特に双子の乳児期は人手の確保を強くオススメします
それでもワンオペにならざるを得ない場合は、少しでも育児をする方が楽になれるよう投資を惜しまないでください。

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さくらいえまについて
さくらいえま
さくらいえま
双子育児マンガ家
二卵性の双子男児を2019年3月に出産しました。 イラストをインスタに投稿したり、双子育児について思うことをブログに書いたりしています。双子育児LINEスタンプも発売中!
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