小規模保育園のメリット・デメリット。双子を通園させて実感すること
2021年8月現在で、双子が小規模保育園に通いはじめて1年半たちました。
本当に良い園で、安心して子どもたちを預けています。
小規模保育園へお子さんを通わせようかお考えの方へ、実際に通わせてみて感じた小規模保育園のメリットとデメリットをまとめます。
小規模保育園とは、0〜2歳向けの少人数の保育園のこと
本題に入る前に、小規模保育園について。 端的に説明すると、定員が少ない園のことを指します。
小規模保育園とは、定員が全体で6人から19人以下で0歳児~2歳児を対象に家庭的保育に近い環境のもとで、きめ細やかな保育活動を行う認可施設です。
https://kidsna-connect.com/site/column/hoiku_workstyle/4610
参考までに、双子が通っている小規模保育園は、こんなところです。
- 2020年に新設された園
- 0〜2歳クラスのみ
- 定員16名以下
- 園庭なし
- 近所に公園はたくさんある
小規模保育園の良いところは手厚さ・アットホームさ
小規模保育園では通常の保育園に比べて、先生ひとりあたりが見る園児の人数が少ないです。
双子が通う園では、子どもが16名以下なのに対して、先生はいつも5名くらいはいらっしゃいます。補助の先生を含めるともっといそう。
夕方にお迎えにいくと、園児の人数の減少とともに先生の人数も減っています。
出席人数によって先生の人数も変わっているみたい。
定員が少ないぶん先生と園児との関わりが深いようで、アットホームな雰囲気で子どもたちを見てもらえます。
また、先生の人数が多いことは安全面でもありがたいです。
子どもの数に対して先生が多く、目がいきとどいている
5年制の園に通園したことがないので(一時保育は除く)、はっきりとは比べられませんが…
常に子どもたちをそばで見守り、何かあれば丁寧に対応してくださっていることが、先生とのお話や連絡帳のお返事から伝わってきます。
- ふだんの遊びの様子
- トイレトレーニング
- 給食の介助
- お友だちとケンカした時の対応 などなど…
送迎のときに先生に抱きついている子どもたちを見ると、先生が大好きなんだな〜と嬉しくなります。
そういった関係を築いてくださっている先生方に感謝です。
先生が園児全員の顔と名前を知っている
小さな園ですし、合同保育のときは園児全員で遊ぶので、どの先生でも自分の子どもたちのことを知ってくださっています。
お迎えに行った時にどの先生とお話ししても、日中の子どもたちの様子を教えてくれるのはありがたいです。
もちろん、子どもたちのことに一番詳しいのはクラスの担任の先生。
子どもたちが園で過ごしている時の詳しい様子をうかがったり、トイレトレーニングなどについて相談したいときは、担任の先生とお話ししています。
年齢の違う子が同じ空間にいて、刺激しあえる
小規模保育園では、0〜2歳の子どもたちが同じ空間で活動しています。
給食の時や遊びの時は各年齢のクラスに分かれますが、日常的に一緒に過ごしているようす。
双子は1歳クラスにいたとき、2歳クラスのお兄ちゃん・お姉ちゃんたちと遊んでもらうこともありました。
2歳クラスになってからは、1歳クラスの子たちと遊んだり、0歳クラスの赤ちゃんを可愛がっているそうです。
わが家には他にきょうだいがいないので、他の年齢の子から刺激を受けられるのは小規模保育園の良いところだなーと思います。
登園・降園にかかる時間が少ない点もメリット
通園がすぐに終わる点でも、とても助かっています。
園によると思いますが、5年制の保育園に比べると小規模保育園は施設自体が狭いので、玄関を入ってからの移動が少ないです。
通っている小規模保育園では、玄関で子どもを預けて通園バッグを先生に手渡したら、朝の送りは終了。
靴を脱がせる時間を含めても、2〜3分くらいで終わります。
双子のような多胎児や、兄弟がいる場合はありがたいです。
小規模保育園によっては、親が子どもの荷物をセットする園もあります。
詳しくは見学時などに確認してくださいね!
小規模保育園のデメリットは、2歳児で卒園すること
大きなデメリットは、やっぱり2歳児クラスの年度末(3歳になった頃)に卒園しなければならないこと。
3歳から幼稚園に入れる予定なら問題ないかもしれませんが、変わらず保育園に預けたいのであれば保活が必要です。
小規模保育園の卒園後の進路について、事前に確認しておくのがオススメ
小規模保育園へ入園する前に、卒園後の対応を園や役所に確認した方がよいです。
- 保育園に確認:
小規模保育園を卒園後、優先的に入園できる提携園があるか? - 役所に確認:
保育園の利用調整(選考)をおこなう際、卒園児の優遇策を設けているか?- 小規模保育園の卒園児には保育園の利用選考で加点がつく など
提携園がある場合:卒園後の提携園について調べる
提携園が設けられている場合、入園後でもよいので、次の点は確認しましょう。
- 提携園へ通うことは、物理的に可能か?
- 通園手段
- 通園時間
- 提携園の雰囲気・運営方針に納得できるか?
もしも提携園へ通うことが難しそうであったり、提携園の方針に違和感を感じるようであれば、卒園後の進路に他の保育園も探してみるとよいと思います。
提携園がない場合:2歳児クラスに進級した頃から、保育園を探す
提携園がない場合は、再度保活をします。
働きながら保育園見学などの予定をこなすことになるので、それなりに忙しくなるのは覚悟しておいたほうがよいです。
保活の激戦区では、残念ながら3歳児入園でも待機児童になる場合があります。
保育園に入れなかった場合の保険となる対策も、考えておいた方がよさそう。
わが家の暮らす自治体でも、3歳児入園の待機児童が毎年いるそうです…世知辛い…。
提携園のあるなしに関わらず、卒園・転園時に子どもに負担はかかる
提携園のある・なしに関わらず、子どもにとっては卒園後に環境が変わります。
小規模保育園に通ううえで仕方ないことですが、卒園の前後で子どもにある程度のストレスがかかるのは、気に留めておいた方がよさそうです。
0歳児の場合、感染症の流行は気になりそう
先日、双子の通っている小規模保育園でRSウイルスが流行しました。
RSウイルスにかかったのは主に1〜2歳児でしたが、同じ空間で0歳児の子も過ごしています。
0歳児ではRSが重症化しやすいので、保護者の方は不安だろうな…と思いました😥
先生がたがしっかり感染症対策されていたので、幸いRSウイルスが感染拡大することはありませんでしたが、リスクとして存在することは事実です。
小規模保育園のメリット・デメリットについて、まとめ
要点をおさらいすると、次のとおりです。
- 0〜2歳の間を、アットホームな環境で過ごせる
- きめ細かく見てもらえるので、親も安心
- 卒園後について、提携園の有無などは要確認
- 提携園がない場合は、再度の保活などシミュレーションが必要
いろいろと書きましたが、わたしは子どもたちを小規模保育園でみてもらえて、本当に満足しています。
預けている間は子どもたちのことを丁寧にみてくださり、わたしの相談などにもその都度親身に答えてくださって、とても助けられています。
子どもたちも「ほいくえん たのしい!」と話してくれ、保育園を気に入っているようです☺️
卒園後は提携園がないので、この記事を書いている現在、絶賛保活中です。
ただ、いろいろ考えて幼稚園に1号認定で入園させるのもアリかもしれないな〜と思っています。
(この件は諸々落ち着いたら別記事にまとめます)
もし保活で園の選択に悩んでいる方がいらっしゃったら、
「小規模保育園、イイよ!!」
と声を大にしてお伝えしたいです😆
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