双子(多胎児)のミルクを少しでも安く買い、楽に作り、授乳する方法まとめ
えま家の双子は生後1ヶ月頃からミルク多めの混合栄養で育ち、生後5ヶ月頃には完全ミルクになりました。
双子や三つ子の多胎児は、通常に比べるとミルク代が2倍以上にかさみますし、ミルクをあげる手間もかかります。
子ども達にミルクをあげている期間中はいつも「いかに安くミルクを買い、効率よく作って授乳するか」を考えていました。
この記事では、双子にミルクをあげていた当時から変わっている最新の情報も含めて、次のことをまとめています。
- ミルクを安く買う方法
- おすすめの哺乳瓶
- 楽にできる調乳の手順
- 双子への同時授乳のやりかた
多胎親の精神面・肉体面・金銭面において、少しでも楽に多胎児へミルクをあげる方法の参考になれば幸いです。
ミルクをなるべく安く買う方法
アイクレオの液体ミルクが多胎家庭向けに特別価格で購入できる
多胎家庭向けに江崎グリコがミルクの購入補助支援をしており、アイクレオの液体ミルクを特別価格(半額以下!!)で購入できます。
多胎家庭はぜひ利用しましょう!!
双子や三つ子などの多胎児家庭を支援 「液体ミルク」の購入補助支援を延長 広がる多胎児支援の輪 登録支援団体21団体へ | 【公式】江崎グリコ(Glico)
アイクレオ液体ミルクの購入価格
- 120ml 48本 4,800円(税込)←実売の半額
- 通年(いつでも)購入できる
- 120ml 12本 510 円(税込)
- 賞味期限3ヶ月未満
- 不定期で購入できる。入荷され次第販売
購入方法
支援登録団体からの紹介が必要。
NPO法人つなげるを通して購入するのが簡単です。
詳しい購入方法は以下のリンクから。
全国オンラインでつなげる多胎支援プロジェクト – NPO法人つなげる
購入可能期間
2022年7月15日まで(予定)
2021年7月15日で終了予定でしたが、好評につき延期されました!
すぐにミルクをあげられる液体ミルクは本当に便利だった
えま家では粉ミルクを主に使い、ときどき液体ミルクにもお世話になりました。
もったいなくて通院などの外出時にしか使いませんでしたが、調乳不要ですぐにミルクをあげられる液体ミルクは、本当に重宝しました。
安価に購入できるとなると、使いたい場面で惜しまずに使えるのでいいですね!
外出、疲れているとき、夜間授乳、もちろん通常の授乳でも。
いろんな場面で、双子の授乳の負担軽減につながります。
粉ミルクはAmazonや楽天市場でまとめ買い
前述の通り、えま家は粉ミルクをメインにあげていました。
選んでいたのは和光堂の『はいはい』です。
- 現在販売されている粉ミルクの中でも、値段がお安い
- 『LDK』(消費者目線で製品を評価する雑誌)のベビー用品特集ムックで、『はいはい』が高評価だった
- 子どもたちが問題なく飲んでくれた
出産した病院では森永の『E赤ちゃん』を飲んでいましたが、退院後『はいはい』を飲ませてみたところ大丈夫そうだったので、変えました。
Amazonの定期購入が安くて便利
Amazonの定期便で、毎月1回『はいはい』をまとめ買いしていました。
定期購入にすると5%程度の割引が入るうえ、毎回注文しなくても定期的に配送してくれます。
在庫を気にする必要がなくなるので便利。
子どもたちが一番ミルクを飲んでいた0歳頃には、毎月『はいはい』2缶パックを4セット購入していました。
毎月13,000円。これでも節約できているとはいえ、なかなかの出費です…
楽天市場やYahoo!ショッピングで買うのもアリ
Amazonで購入する前は、楽天市場の西松屋で『はいはい』6缶セットを買っていました。
おでかけに便利なスティックパックの『はいはい』が20本オマケで付いてきます。
ポイント還元率の高い時期を選ぶと、楽天市場やYahoo!ショッピングでまとめ買いするほうが安いかも。
わたしは購入のタイミングを毎回考えるのが負担だったので、Amazonで定期購入するほうが合っていました。
哺乳瓶はたくさんあると便利。完ミなら最低6本はほしい
双子が低月齢のうちは1日に何度もミルクをあげるので、哺乳瓶は多めにあると便利。
6〜8本程度あれば回せると思います。えま家は最大で10本ありました。
哺乳瓶のサイズは大きめ(240ml)で揃える
市販の哺乳瓶は、サイズがだいたい2種類あります。
- 小さめ(150〜160ml)
- 大きめ(200〜240ml)
母乳育児にこだわりがなければ、哺乳瓶は初めから240mlで揃えておく方が無駄がありません。
えま家も160mlを揃えていましたが、すぐたくさん飲むようになり、結局240mlの哺乳瓶を長く使いました。
160mlの哺乳瓶は小ぶりだから、搾乳の時には使いやすかったです。
産院用の『母乳実感』哺乳瓶が安価
双子には、ピジョンの『母乳実感』の広口哺乳瓶を使いました。
後から知ったのですが、産院用『母乳実感』哺乳瓶が安価で、Amazonだと2セットで2,000円以内で購入できます。
出産した病院でも使っていたし、事前に知っていればこちらも選んでいたなあ。
※容量が最大200mlまでなので、大きくなったら足りない可能性はあります。
リーズナブルな哺乳瓶は他にもあり
他にも安価な哺乳瓶はあります! あわせて検討してみてください。
チュチュベビーの哺乳瓶
- 通常、哺乳瓶の乳首は成長に合わせてサイズアップしていくが、チュチュベビーの哺乳瓶は1サイズでOK
- 成長のたびに乳首のサイズを変える手間がない
ただし乳首は劣化するので、定期的な交換は必要です。
西松屋のプライベートブランド Smart Angelの広口哺乳瓶
- 2本組で900円以下とリーズナブル
- 口コミをみていると、『母乳実感』の乳首をつけられるそう
もし『母乳実感』の乳首を使えたら、かなりコスパが良く『母乳実感』レベルの哺乳瓶を準備できます。
大変申し訳ありませんが、実際に試したことはないので保証はできません💦 気になる方はぜひ、お試しください。
抵抗がないなら、フリマアプリで中古品の哺乳瓶を購入するのもアリ
- 新品を揃えるよりも、安価で買い揃えられる
- 写真をよく見たり、出品者に質問するなどして、購入前に哺乳瓶の状態はよくチェックすること
赤ちゃんが直接口をつける乳首はさすがに新品の購入をお勧めしますが、哺乳瓶本体は洗って消毒すれば、衛生的に問題はありません。
効率よくミルクを作る方法
生後間もない頃は、最低でも1日8回ある授乳のタイミング。
双子の場合、毎回ミルクを2人分作るので、調乳作業も効率化したいところです。
お湯+冷水を使って調乳する
えま家では次の流れでミルクを作っていました。
- 哺乳瓶に粉ミルクを入れる
- 規定量よりも少なめのお湯を哺乳瓶に入れ、粉ミルクをしっかり溶かす
- 2に冷水を規定量まで入れて混ぜる
- 熱いようであれば流水で冷やし、適温に調整
ミルクを冷ます時間が惜しいので、お湯を入れた後に冷たいお水を足し、出来上がりが人肌程度の温度になるよう調整していました。
慣れたらすぐに適温のミルクを作れるようになります。
調乳用の冷水にミネラルウォーターを使う
子どもたちの退院後まもない頃は調乳に湯ざまし(水道水を一度沸かして冷ました水)を使っていましたが、途中でミネラルウォーターに鞍替え。湯ざましを作る手間をカットしました。
いろはすやサントリーの天然水は軟水なので、赤ちゃんも飲めます。
しかも加熱殺菌されているから安心!
『サントリー天然水』は、赤ちゃんのミルクに使ってもいいですか? サントリーお客様センター
赤ちゃんにもやさしい軟水 | い・ろ・は・す (I LOHAS) 公式サイト
スーパーやドラッグストア、ネットショッピングなどで2Lのミネラルウォーターをまとめて買い、開封したら冷蔵庫に保管していました。
調乳ポットを導入し、毎回お湯を沸かさなくなった
里帰り先の実家には電気ケトルがなく、毎回お湯をやかんで沸かしていました。
双子がミルクを飲む量が増えた生後2ヶ月頃から、コンビの調乳ポットを導入。
一度沸かしたお湯を入れておけば、湯温を80℃に保ってくれ、その都度お湯をわかす必要がなくなります。
調乳ポットに保管したお湯でミルクを溶かし、ミネラルウォーターを足してあげていました。
電気ケトルがあれば、その都度沸かすのもアリ
もしも家に電気ケトルがあるなら、その都度沸かすのもアリです。
ひとりあたりミルクを240ml飲むようになっても、必要なお湯は300〜400ml程度(双子の場合)。
電気ケトルならすぐに沸騰する量です。
夜の授乳は液体ミルクにするか、あらかじめお湯を魔法瓶に入れておくと楽です。
えま家はずっとティファールの電気ケトルを使っていましたが、子どもたちが小さい頃にタイガーの電気ケトル『わく子』に買い換えました。
転倒してもお湯がこぼれない構造なので、小さな子どもがいても安心です。
ウォーターサーバーがあれば、調乳が楽だそう
熱湯と冷水を出し分けるウォーターサーバーがあれば調乳が楽、という話はよく目にします。
うちはスペースがないので導入しませんでしたが、熱湯と水を5:5の割合にして混ぜれば、人肌程度の温度になるそう。
ミルクの時期が終わった後も家族で飲めるので、興味がある方は導入を検討されてもよさそうです。
粉ミルクはあらかじめ哺乳瓶に入れておく
ミルクを飲む量が増えると、調乳のたびに粉を計量するのが大変。
たとえば朝などにまとめて準備しておくと、後が楽です。
- 事前に粉を計量して哺乳瓶に入れておく
- 湿気ないよう、冷蔵庫に保管
- 調乳時に冷蔵庫から取り出して使う
ハンズフリー同時授乳のテクニック
ミルクは同時に飲ませて時短しましょう!
ハンズフリーであげられるようにしておくと、授乳の間、親もひと息つけます。
タオルなどを重ねた場所に哺乳瓶を置き、同時授乳する
このブログでも何度かご紹介している、ミルクを飲みやすいようタオルやクッションで高さを出した場所に哺乳瓶を置き、赤ちゃんに飲んでもらう方法です。
わたしはタオルやクッションで高さを出した場所に哺乳瓶を置いたり、バウンサーに哺乳瓶を置いて、ミルクを同時授乳していました。
専用の授乳アイテムを使うと楽ちん
ハンズフリー授乳専用のママ代行ミルク屋さんなどの商品もあります。
タオルやクッションの代用でなんとかなっていたので買うタイミングを逃しましたが、あれば便利だっただろうな〜。
専用アイテムのメリットは、その都度クッションなどで高さを調整する必要がないところ・哺乳瓶がずれて落ちる心配がないところ。
ちなみに最近では、スマホ専用のアームに哺乳瓶を挟んであげる方法もあるのだとか。
哺乳瓶がしっかり固定されて使いやすそうです。
成長したら自分で哺乳瓶を持つ子もいる
えま家の双子は、生後5ヶ月頃には遊び飲みするようになって、ハンズフリー同時授乳のテクニックが使えなくなりました。
その代わり月齢が大きくなると、自分で哺乳瓶を持てるようになる子もいるそうです。
うちの子たちは全然自分で持とうとしませんでしたが😓
授乳のときは毎回バウンサーに座ってもらい、わたしが両手でそれぞれの哺乳瓶を持ってミルクをあげていました。
ストローマグで飲み物を飲めるようになったら、ミルクや牛乳もストローマグであげ、自分で飲むように移行していきました。
赤ちゃんを寝かせたままミルクを飲ませる場合、中耳炎に注意!
同時授乳をする場合、赤ちゃんを寝かせた体勢でおこなうことが多いですが、寝ながらミルクを飲ませると中耳炎になりやすいそうです。
クッションを背に置いたり、バウンサーなどに座らせたりして、背中を少し起こして飲ませると安心。
えま家の双子、生後間もない頃のミルク事情
余談ですが、記事を書きながら子どもたちのミルク事情を思い出しました。
ミルクを飲む量は、缶に書いてある規定量を参考に調節
生まれてすぐに入院したNICU/GCUでは、双子は毎回50〜60ml程度を飲んでいました。
退院後、60mlではすぐにお腹がすいて泣くので、「ミルクを増やしても良いのかな??」とおそるおそる1回70〜80mlに増量。
特に体調に変化がなかったので、問題なかったのだと思います。
初めての育児なので、こんな些細なことでも、ものすごく悩んだことを覚えています。
あとは、ミルク缶に書いてある体重や月齢ごとの規定量を目安に、ミルクを増やしていきました。
双子ふたりとも、最も多い時期で1回につき240ml飲んでいました。
オトくんが低月齢の頃、ミルクを飲むのが遅かった
退院したての低月齢の頃は、オトくん(双子の弟)がミルクを飲むのが下手で…。
1回の授乳につき40分以上かかることもよくありました。
乳首のサイズを大きめに変えたりもしてみましたが、特に変わらず。
その割には規定量のミルクをあげても足りなくて泣くことがあり、追加でミルクをあげたりしていました。
今でもマイペースにのんびりと、たくさん食べる子なので、当時から個性が出ていたんだと思います。
アニくん(双子の兄)はというと、飲むのは早いけどよくミルクを吐いていました。
そのうち吐かなくなりましたが、飲ませたミルクをほとんど吐いている(ように見える)こともあったので、ゲップをさせるときは毎回ハラハラしていました😓
双子のミルクまとめ
かなり長い記事となってしまいました。お読みくださってありがとうございます!
この記事を読んでくださった家庭のみなさまにとって、少しでも楽に・効率よく授乳の時間を過ごす参考になれば嬉しいです。
- 多胎家庭はアイクレオの液体ミルクが限定価格で買えるので、活用しよう
- 粉ミルクはAmazonや西松屋でまとめ買いするのがオススメ
- ミネラルウォーター、調乳ポット、電気ケトルなどの便利グッズを駆使しよう
- 同時授乳で時短をはかろう
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